昔の携帯電話番号の変遷について・古い順に並べると

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現在の携帯電話の番号はほとんどが090や080から始まる11桁です。

他に070で始まる番号も増えています。

しかし、2000年以前は携帯電話の電話番号は10桁で、始まりの数字が030、010、020など様々でした。

最初は030で始まる番号が多かったですが、徐々に他の番号も使われるようになりました。

今回は、その時代の番号を時系列に並べてみましょう。

携帯電話番号の進化とその過去

最初の頃の携帯電話、その番号は030から始まる10桁で、携帯電話と自動車電話が主流でした。

この時代、ビジネスマンが国際的に活動する際には欠かせないアイテムでした。

携帯電話が一般的になり始めたのは1996年ごろで、この頃にはすでに080から始まる番号が普及し始めていました。

一方、一部の携帯電話会社ではまだ030の番号が使われていたこともありました。

また、PHS(ピッチ)は050から始まる番号を使用していました。

PHSとは携帯電話の一種で、通話の品質が良く通話料金も安かったです。

電波が弱いというデメリットもありましたが。

その頃、私は携帯電話とPHSの両方を持っていて、異なる番号で使用していました。

遠方へは番号を変える必要があった

過去には、特定の地域から別の地域への長距離通話をする際には、番号の最初の部分を変更する必要がありました。

例えば、030から始まる番号を040に変えて掛けなければならなかったのです。

080の番号の人には090に変更する必要がありました。

具体的には160キロ以上離れてる場所に電話をかける場合に必要な操作でした。

これは、異なる交換機を使用していたためで、長距離の通話では番号の変更が必要でした。

その頃の携帯電話には、番号をワンタッチで変更する機能があったのです。

携帯電話番号の歴史的変化

かつての携帯電話番号は030でスタートしました。

その次に080が導入され、その後に010、020、そして040の順で登場しました。

最終的に090が加わりましたが、この時期の090はまだ10桁の番号でした。

この時代を追ってみると、番号の順番は

  1. 030
  2. 080
  3. 010
  4. 020
  5. 040
  6. 090

となります。

携帯電話番号の桁数変更

携帯電話番号が10桁から11桁に変更されたときの過程を説明します。

当初の携帯電話番号は090で始まる11桁に統一されました。

10桁から11桁への変更では、番号に1桁を追加する必要がありました。

たとえば、030で始まる番号では「3」を追加しました。

具体的には、030-123-5678の番号が、090-3123-5678に変わりました。

同様に、080で始まる番号は090-8xxx-xxxx形式に変更されました。

この番号変更から、初期の携帯電話利用者が090-3xxx-xxxxという番号を持っている可能性が高いことがわかります。

特に「090-31xx-xxxx」という番号は、最初期の030-1xxx~という番号が11桁に変わったもので、これが珍しいとされる理由です。

PHSと固定電話の番号変更

PHSはもともと050から始まる10桁の番号を使用していたのですが、携帯電話の変更に伴い、070から始まる11桁に変更されました。

大阪地域の固定電話も、9桁の06-xxx-xxxxから、市内局番の先頭に6を付けた10桁の06-6xxx-xxxxに変更されました。

初期の端末の特徴と進化

初期の携帯電話端末は、「ショルダーフォン」と呼ばれる大型の肩掛け式のものが主流でした。

これらは重さが1kg近くあり、バッテリー持続時間も現在と比較して非常に短いものでした。

その後、「ムーバ」のような手のひらサイズの携帯電話が登場し、徐々に小型化・軽量化が進みました。

また、初期の端末では単純な通話機能しかありませんでしたが、1999年頃からはiモードなどのインターネット接続サービスが始まり、メール機能や簡単なウェブ閲覧が可能になりました。

番号ポータビリティ制度の導入

2006年に「MNP(Mobile Number Portability)」が導入されました。

これは携帯電話会社を変更しても同じ電話番号を維持できるシステムです。

それ以前は、会社を変更すると必ず番号も変わっていました。

この制度の導入により、ユーザーは番号変更の煩わしさなく自由に会社を選べるようになり、携帯電話会社間の競争が激化しました。

海外との番号体系の違い

日本の11桁の携帯電話番号体系は世界的に見ても特徴的です。

例えば、アメリカでは固定電話と携帯電話の番号体系に違いはなく、どちらも10桁となっています

ヨーロッパの多くの国では、携帯電話は特定のプレフィックスで始まりますが、桁数は国によって異なります。

このような国際的な違いは、各国の電話システムの歴史的発展と関連しています。

まとめ

かつての携帯電話番号が10桁だった時代を時系列で見てみました。

その当時の携帯電話の状況についても触れてみました。

現在では11桁の携帯電話番号が主流で、初めは090が一般的でしたが、次第に080や070へと移行しています。

これは過去に030から始まり、徐々に010や080に増えていったことを思い出させます。

新しい契約をすると今は070が割り当てられることが多いですが、これらの番号も枯渇しつつあるため、近い将来には060から始まる新しい番号の導入が検討されているようです。

 

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