家で団子を作る時、よく白玉団子が思い浮かぶかもしれませんが、上新粉を使った団子もとても美味しいですよ。
上新粉から作る団子は白玉団子と比べて粘りが少なく、食感がサクッとしています。そのため、串団子や柏餅、ういろうなどを作るのにも適しています。
ういろうを家で手作りできるのは意外かもしれませんね。しかし、必要な道具が家にない場合も多いです。
私の家にも蒸し器がないので、蒸し器がない場合の上新粉の団子の作り方や、茹でる方法の特徴、団子がうまく浮かない時の対策をお伝えします。
簡単!蒸し器なしで上新粉の団子を作る方法
蒸し器がない時は、深めの鍋でお湯を沸かし、代用として使えます。
茶碗蒸しを作る際にも同じ方法が使われることがありますし、炊飯器を活用する方法もあります。
今回は蒸し器を使わない、とても簡単な団子の作り方をご紹介します。
即席の蒸し器で団子作りを成功させる裏技
ザルと鍋を使った簡易蒸し器です。
用意するもの
- 大きめの鍋
- ステンレス製ザル
- 清潔な布巾または耐熱シリコンマット
作り方
- 鍋に2~3cmの水を入れます。
- ザルを鍋にしっかりはまるように設置します。
- ザルの底に布巾を敷きます。
- アルミホイルで蓋をすると、蒸気を逃がさず効率的に蒸すことができます。
炊飯器を活用した団子作り
炊飯器でも団子づくりができます。
内釜に水を1cm程度入れます。
蒸し板やザルを設置し団子を並べ、通常の炊飯モードか蒸し機能で15~20分加熱してみましょう。
炊飯器で作るメリットとしては、
- 温度管理が安定している
- 蒸し機能があるため均一に火が通る
- 手間が少ない
などがあります。
茹でる方法
茹でる方法は簡単です。
上新粉を水で練り、丸めたらお湯で茹でるだけです。
白玉団子と似ているかもしれませんが、同じやり方で大丈夫です。
白玉団子は粘りがあり、積み重ねることができませんが、上新粉の団子は重ねられるので、お月見団子などを作ることもできます。
楽しいですね。
電子レンジ
電子レンジを使う場合は、お湯でよくこねた団子生地を様子を見ながら約4分間温め、すりこぎ鉢でよく練り一口大に丸めれば完成です。
丸める際に色粉を加えれば、色鮮やかな団子が作れます。
出来上がりは、きな粉やあんこ、はちみつなど好みのトッピングをしてお楽しみください。
蒸すか茹でるか?上新粉の団子の違いを探る
個人的には、茹でた上新粉の団子も十分美味しいと感じますが、実際に味の違いを比べてみると何が違うのでしょうか?
蒸すと茹でるの主な違いは加熱の時間ですね。
茹でるのは5分ほどで済みますが、蒸す場合は20分くらいかかります。
ご飯を炊くときの早炊きと通常炊きの違いのように、蒸した方が甘みや粘りが増すかもしれません。
美味しいものを作るには、やはり時間と手間が必要ですね。
茹でる方法で美味しく作れなかった場合は、ぜひ深めの鍋でお湯を使って試してみてください。
茹でた上新粉の団子が浮かない理由
上新粉の団子を茹でても浮かな理由は、団子が軽くならないからです。
上新粉の粒子が細かいため、空気が団子の中に入り込みにくいのです。
結果、団子が重くなり、粉っぽくて硬いものができ上がってしまいます。
茹でて5分が経ったら一度団子を取り出し、中身を確認してみてください。
色が均一になっていれば火が通っています。
失敗しないためには、水分をしっかり吸わせること、そしてこねる際には水ではなくお湯(ぬるま湯)を使用することが大切です。
初めての時は少しずつ試しながら茹でてみましょう。
また、上新粉の団子は時間が経つと硬くなるので、砂糖を加えると硬化を防げます。
上新粉の代替粉
上新粉が無い場合など代替として使える粉と特徴比較です。
うるち米の粉
- 粘りが少なめ
- サクッとした食感
- 白玉粉より軽い仕上がり
白玉粉
- 強い粘り気
- もちもちとした食感
- 伸びがある
失敗しない団子作りのコツ
注意する点としては、代替粉を使う際は、水分量を調整することです。
また、こね具合で食感が大きく変わるため、慣れるまで少量ずつ試しましょう。
温度や湿度によって必要な水分量が変わるので柔軟に対応しましょう。
アレンジレシピで広がる楽しみ
色んなアレンジがあります。
- 抹茶粉を加えて緑色の団子
- きな粉をまぶして風味豊かに
- 柚子の皮をすりおろして香りづけ
黒糖を活用する方法もあります。
通常の砂糖より深い風味でカラメルの香りが楽しめます。
団子に黒糖を混ぜると、より風味豊かになります。
キッチンにある道具と創意工夫で、誰でも簡単に美味しい団子が作れます。
失敗を恐れずに、楽しみながらチャレンジしてみてください。
まとめ
今回は蒸し器がない場合でも簡単に美味しく作れる上新粉団子について紹介しました。
蒸し器がなくても、意外と手軽にできるんです。
友人を招いておやつにするのもいいでしょうし、お子さんと一緒に作るのも楽しい経験となるでしょう。
特に子供たちにとっては素晴らしい体験になります。