タンブラーは日常的に使われることが多いですが、食洗機で洗ってはいけないと言われていることをご存知でしょうか?
タンブラーには、食洗機で洗えるものと洗えないものがあります。
プレゼントなどでよくもらうタンブラーを長持ちさせたいなら、この違いを知っておくことが大切です。
ここでは、食洗機を使うとなぜ良くないのか、そしてどのタイプのタンブラーなら安心して洗機を使えるのかを説明します。
一般的に、プラスチック製のタンブラーは食洗機での洗浄には向いていません。
タンブラーを食洗機で洗うのがダメな理由
私はホットコーヒーを入れたタンブラーでその温かさを楽しむのが好きです。
多くのタンブラーは90度の熱に耐えられる設計ですから、食洗機の温度である80度程度なら大丈夫そうに感じるかもしれません。
しかし、問題はタンブラーの熱耐性ではなく食洗機特有の強い水圧です。
タンブラーはこの強い水圧により、使い続けると徐々に劣化する恐れがあります。
劣化が進むと、保温性が落ちたり表面に傷がついたりすることがあります。
タンブラーの耐久性にもよりますが、食洗機で洗うことは避けたほうが無難です。
食洗機の中では、水が非常に勢いよく飛び散っています。
たとえば、子供用のプラスチック皿でも、水圧によって位置が動いてしまうことがあります。
この強い水圧がタンブラーにダメージを与える原因となる可能性があるのです。
そのため、タンブラーの寿命を延ばすためにも、手洗いが推奨されます。
特に汚れが気になる場合は、水とキッチンハイターや漂白剤を使って優しく手洗いすることで、タンブラーを清潔に保つことができます。
食洗機で洗えるタンブラーと洗えないタンブラーの見分け方
タンブラーを選ぶ際、食洗機で安全に洗えるかどうかが気になるポイントですね。
特にステンレス製のタンブラーは人気がありますが、全てが食洗機で洗えるわけではありません。
ここで、いくつかのメーカーの製品が食洗機で使用可能かどうかをまとめてみました。
メーカー | 商品名 | 食洗機対応 |
---|---|---|
サーモス | 真空断熱タンブラー340ml ステンレスJDE-340 S | ○ |
サーモス | 真空断熱タンブラー420ml ステンレスJDE-420 S | ○ |
サーモス | 真空断熱タンブラー600ml ステンレスJDE-600 S | ○ |
ニトリ | ステンレスタンブラー(PROST 430ml) | × |
アイリスオーヤマ | マグボトルシルバー360ml ステンレスタンブラーSTL-360 | × |
山勝美濃陶苑 | フローズンキューブ 二重タンブラー&キューブ2PAM-KM006 | × |
ドウシシャ | タンブラーふた付き コンビニマグ ダイレクトタイ真空断熱直接ドリップ0.36L |
× |
ブルーノ | 真空タンブラー 450mL バイカラーバイカラー BHK273 | × |
Amazonで人気のステンレス製タンブラーの中でも、サーモス製のものは食洗機使用が可能です。
他のメーカー製品では対応していないことが多いので注意が必要です。
食洗機で洗えるタンブラーを探しているなら、サーモスの製品が良い選択肢となるでしょう。
タンブラーの購入時は、製品の説明書やパッケージに「食洗機対応」と記載があるかを確認することが大切です。
タンブラーの素材による食洗機対応の違い
一般的に、ステンレス製タンブラーの中でも二重構造のものは注意が必要です。
二重構造の隙間に水が入り込むと、内部で水が腐敗したり、カビが発生したりする恐れがあります。
また、真空断熱タイプのものは、食洗機の熱により真空層が破壊される可能性もあります。
サーモス製品が食洗機対応なのは、この点を特に考慮した設計がなされているからです。
プラスチック製タンブラーについては、BPAフリーで耐熱温度が高いものであれば、食洗機の上段での洗浄が可能な場合があります。
例えば、ポリプロピレン(PP)素材のタンブラーは比較的耐熱性が高く、食洗機に対応しているものがあります。
しかし、アクリル素材のものは熱や強い水圧で曇りや亀裂が入りやすいため避けた方が無難です。
食洗機対応マークの見方
購入前にチェックしたい食洗機対応マークには、「食洗機OK」の表記だけでなく、「上段のみOK」という条件付きのものもあります。
これは食洗機の下段に比べて上段の方が水圧が弱く、熱も低めであることを考慮したものです。
また国際的な食洗機対応マークとして、フォークとお皿のピクトグラムが描かれたものがあります。
これらのマークを確認することで、安心して食洗機を使用できるでしょう。
タンブラーを長持ちさせるためのお手入れ方法
食洗機を使用せずにタンブラーを清潔に保つ方法として、重曹を使った洗浄がおすすめです。
重曹を水で溶かし、タンブラー内部をスポンジで優しく洗うことで、コーヒーやお茶の茶渋も効果的に落とせます。
特に臭いが気になる場合は、クエン酸水溶液に一晩浸けておくと消臭効果があります。
また、タンブラーのフタ部分は特に汚れやカビが溜まりやすい箇所です。
フタのパッキンやストロー部分は定期的に分解して洗浄することをおすすめします。
細い部分の洗浄には、専用のボトル洗浄ブラシを使うと隅々まで清潔に保てます。
まとめ
タンブラーを食洗機で洗う際の注意点について説明しました。
プラスチック製や一部のステンレス製のタンブラーは食洗機に適していません。
購入前には必ず製品情報をチェックしましょう。